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DCC用キープアライブコンデンサについて

DCCサウンド用デコーダを使っていると線路の汚れ、繋ぎ目、または車輪の汚れ等による集電不良により
DCCデコーダへの電源が瞬停を起こし、サウンドが途切れたり、室内灯がちらついたりする減少が発生します。
この現象を抑えるには、レールのメンテナンス、車両のメンテナンス(掃除)が必要になります。

詳しくは、desktopstationさんの、トマランコンデンサ(TOMA-RUN)のページを参照してください。

今回DCC館では通常電解コンデンサを使用するところを、高容量のタンタルコンデンサを使用したキープアライブコンデンサを
基板化して充電回路と放電回路を備えたDCCコマンドステーションにやさしいTOMA-RUN with Tantalum基板を作成しました。

タンタルコンデンサについてご注意!

タンタルコンデンサを使用するメリットは小型高容量です。一方デメリットは故障がショートモードで激しく壊れる。
安全機能の向上は各メーカー行っており、高機能なタンタルコンデンサはヒューズを内蔵したり、陰極材に導電性高分子
を使用してショート時の安全性を高めた製品があります。

DCC館では中国製の格安タンタルコンデンサを使用していますので、リスクがあることをご理解してください。

タンタルコンデンサの怖さについて知らない方は手を出さないでください。

選定するタンタルコンデンサの耐圧は使用電圧の2倍マージンが推奨されています。ごにょごにょ

TOMA-RUN With Tantalum

仕様
大きさ 10mm x 11mm 板厚0.6mm
充電抵抗 100Ω
放電用ダイオード ショットキバリアダイオード SS14(メーカ?中華製。おもちゃのLCRで測定したところVf=0.25V)
タンタルコンデンサ 2312(6032)または2917(7343)サイズのタンタルコンデンサが実装可能

・使用するのは自己責任
・トマラン回路装備
・220uFを使うと部品面に2個、半田面に2個実装すると、最大880uF実装可能。
・車両実装時に目立たないように黒色基板で製作。
(タンタルコンデンサが黄色なのでこっちが目立ちますね。※黒いタイプもあります)


作り方

DCC館で配布しているTOMA-RUN With Tantalum基板


タンタルコンデンサは、別途パーツショップでお買い求めください。

マニュアルを参考に組み立ててください。

概観

1円玉との比較


220uF電解コンデンサとタンタルコンデンサ440uFの比較






1000uF電解コンデンサとタンタルコンデンサ880uFの比較


実装例

Smile Function Decoderに取り付けて、室内灯のちらつき防止対策


MP3 Decoderに取り付けて、集電不良によるサウンド停止防止策




リンク

トマランタンタルのマニュアル

DesktopStationさんによるトマランコンデンサ(TOMA-RUN)の説明

あやのブログの記事

あやの配布(トマランコンデンサはココから購入してください)

nagoden頒布(電解コンデンサタイプはココから購入してください)


2018/08/11 1版