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Smile Writer(スマイルライター)を作ってみた

Desktop Stationさんで、配布されているデコーダー開発ボードや、スマイルデコーダーにスケッチを書き込むために
Smile writer(スマイルライター)が必要になります。

スマイルライターのベースはBAITEというメーカーのBTE14-01というArduino Nano3.0互換機ですね。

デコーダー開発キット
【クリックすると画像が大きくなります】
デコーダー開発キット
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USBシリアル変換ICにCH340が使われていますので、後で色々ありました(後述)

また、別途USBケーブル Aオス−ミニBオスが必要です。



スマイルライターを作る為に三箇所の改造が必要です。
1、パターンカット1箇所
2、ストラップ1箇所
3、コネクタ追加1箇所

■パターンカット
パターンカットはミニター等のマイクログラインダーで削ってレジストを塗りますが
家庭にはそんな便利なものが無いので、カッターでパターンに2箇所に切込みを入れて、パターンをそぎとる方法でパターンをカットします。
(ちょっと乱暴ですけどね)

○カッターを使いパターン上に2箇所深く切り込みを入れます。


○カッターでパターンを削ぎ取る(ちょっとえぐりすぎました)

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■ストラップ

RST - D10 間をストラップします。

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■コネクタ追加

そのままでは、ピン間隔が違いますので、端子を改造します。


ペンチ等で2.54mmピッチに加工します。


■完成


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Arduino nano3.0をライター化する

Arduino nano3.0の新品はDCCデコーダ書き込み用スマイルライターで無い為、【ArduinoISP】スケッチを書き込みます。
(最初、スマイルデコーダーにブートを書くことが出来ず、これに気が付くのに半日要しました(^^; )

■USBドライバのインストール

Arduino nano3.0互換機はUSBシリアル変換ICにCH340が使われていますのでUSBドライバをインストールします。

【CH340ドライバのOS X Yosemite(Ver10.10.5)へのインストール】
インストールしただけでは動かないので、ここを参照して、署名されてないkernel extensionを有効にさせます。
(ちょっと気持ち悪いのだけどね・・・)
ドライバのダウンロード

【CH340ドライバのWindowsへのインストール】
Desktop Stationさんのwebページで公開されている、Arduino nano互換品のUSBドライバ(CH340G)を使用します。
CH341SER.ZIPを解凍して、\CH341SER\SETUP.EXE を実行して、インストールします。


ツールのボード設定で【Arduino Pro or Pro Mini】に設定します。



ファイル→【スケッチの例】→【ArduinoISP】を選択します。



スケッチ→【マイコンボードに書き込む】を選択します。
ArsuinoISPのスケッチがArduino Miniに書き込まれて、【スマイルライタ】の完成です。




リンク

Desktop Stationさん:Smile Writer
電機屋の毎日さん:DCCデコーダ書き込み用スマイルライターの作り方
吾唯足知さん:R2bデコーダとスマイルライターを製作
Arduino nano互換品のUSBドライバ(CH340G)



2015/09/04 初版