注意事項

ここで扱っているものの改造に関して、このHPの管理者は一切責任をおいません。
自己責任でお願いいたします。
ケースを開けることによって、メーカのサポートが受けられなくなります。

KATO DCS50Kコントローラー(コマンドステーション)

KATO DCS50Kコントローラー(コマンドステーション)を分解してみました。
物を触った瞬間、あまりの軽さに違和感を感じで、中身を見て見たいという欲望に負けました。

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4箇所のゴム足を剥がすと4つのビスで止まっていますので、外します。
赤丸で印を付けた所にビスが隠れています。
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パネル側に取り付けられている基盤
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MicroChip製 8bit CPU の PIC が使われています。白ペンが邪魔してわかりにくいですが
PIC16F76シリーズを使っています。
ROM 8Kword RAM 368Byte clk 16MHz
横の5つの金メッキのパターンは、接続先を調べたところ、書き込み用の端子の様です。
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数量と組み合わせからおそらく、フィーダー電源出力用のトランジスタ
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PIC16F76はPIOのポートが少ないのでシリアル-パラレル変換のICを使っている。
写真上部の裏側には、ディップスイッチがいそう
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底に取り付けられている基盤
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面実装のICを見ていきましょう
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右下のICは、フェアチャイルド製のKA34063 SMPS Controlleです。
SMPSは、スイッチモード電源コントローラの略です。
データシートはこちら

真ん中のICは、フェアチャイルド製のFDS4935 Dual 30V P-Channel PowerTrench MOSFETです。
デュアルPチャネルMOS FET
データシートはこちら

電解コンデンサ
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コンデンサメーカー一覧サイトというサイトで、雷SC(仮称) という分類で載っています。
液漏れ報告ありということなので、日本製の電解コンデンサに交換しておいたほうが
よさそうですね
容量は3個すべて25V2200μFです
http://capacitor.web.fc2.com/s.html#sc


直径 約13mm、高さ 約21mm、リード間隔 5mmです。

電圧も確認しました。
基板はじから、約13V、約19V、約19Vが印加されていました。(※オシロで見たので約です(^^)

これより、代替するコンデンサーを選定しますが、先に電解コンデンサを交換しているサイトがありましたので、
ご紹介。
http://web.nucky.jp/dcc/dcs50k/dcs50k.html

直径の13mmを超えるとトランスに当たってしまうので13mm以下にする必要があります。
高さも厳しいですね。
KMG 25 V2200uF 210円
マルツ

KZH 25V 2200uF 150円
ヤフオク



2007.05.23 初版
2007.05.28 2版
2009.08.09 3版 写真差し替え、コンデンサの調査結果追記